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YouTubeでBGMの発信を続けています!

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最近、自分の住んでいる場所(日本)はぐっと冷え込んできました。一気に冬モードに突入した実感があって、体調を崩さないよう気をつけたい季節ですね。皆さんの地域はいかがでしょうか?さて、今日は私が続けている YouTubeでのBGM発信 について、少し書いてみようと思います。 1. YouTubeでの発信について 私は2021年6月から、YouTubeで自作のBGMを発信し続けています。現在は、 毎週水曜日の夜20時半に1曲公開 するペースで更新しています。YouTubeはやはり利用者が多く、音楽を探している人が最初にアクセスする場所でもあります。ですので、自分の音を知ってもらうためにも欠かせないメディアだと感じています。いつも聴いてくださっている皆さん、本当にありがとうございます。コメントや高評価がとても励みになっています。 2. なぜ YouTubeで発信するのか? BGMを探すとき、多くの人がまずYouTubeで検索します。実際、私のチャンネルも海外からの視聴が多く、思わぬ国から再生されていることもあって驚くことがあります。より多くの人に知ってもらえることは、音楽を作る者として大きなモチベーションにつながりますYouTubeは、音が世界とつながる場所、そんな感覚で続けています。 3. 投稿しているBGMの特徴 ジャンルはとくに限定していませんが、 エレクトロニカ、アンビエント、和風、コーポレート系 が得意です。YouTubeではフルサイズで聴けるようにしてあり、もし気に入っていただけたら、 Audiostock や STORES で購入できる動線を作っています。 また、作業用として流しやすいように、 1時間・10分バージョンなどの長尺BGM も制作しています。「作業しながら、ぼんやり聴いていたい」と言っていただくことが多く、そうした声に応える形で続けています。 4. 継続のコツとして意識していること 無理なく続けるために、更新頻度はあえて 週1回 にしています。そして、季節もののBGMを作るとモチベーションがぐっと上がるので、季節の移り変わりを感じながら制作することも大切にしています。自然の空気や気温、行事などから受け取るインスピレーションは、やっぱり音に反映されますね。 5. YouTubeを通じて感じていること 自分の音楽が、海の向こうでも聴かれてい...

曲作りがマンネリ化したときに試したい、アイデアを広げる5つの方法

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長く曲を作っていると、どうしても似たフレーズやコード進行ばかりになってしまうことがあります。いわゆる「マンネリ化」です。自分では「もっと新しいことをやりたい」と思っても、つい安心できるパターンに頼ってしまうものですよね。 しかし、マンネリは決して悪いことではありません。むしろ、自分自身が持っているパターンを見直し、「次の一歩」を考えるきっかけになります。特に、アンビエントやエレクトロニカを手がける方にとって、少しの変化が作品の世界観を大きく変えることがあります。 この記事では、私自身が実践してきた 5つの具体的な方法 を紹介します。短時間で取り入れられる工夫なので、次の曲制作にぜひご活用ください。 1. 使い慣れたコード進行に安心しすぎない 長年作曲をしていると、どうしても馴染みのコード進行に頼りがちです。例えば、自分の場合「Am‑F‑C‑G」をベースに曲を構築することが多く、安心できる反面、類似した雰囲気の楽曲が並んでしまうことがありました。 解決策 他ジャンルをコピーしてアレンジ スケールを変えてみる(ペンタトニック→フリジアン、ドリアンなど) 転調のタイミングを意図的にずらす(例:8小節目で+2半音、ドラムだけ先に変化) 少しの変化でも、インパクトのある響きに変わります。「使ったことのないコード進行×2」をまず1曲だけ試してみるのがおすすめです。 2. 喫茶店や外で作業してみる 自宅やいつもの作業場所では、どうしても同じパターンに偏りがちです。 外の環境で作業することは、新しい刺激を得る有効な方法です。 実践例 BGMのあるカフェで、普段作らないリズムやコード進行を試す 雨音や街のざわめきを録音して曲に取り入れる 制限時間30分で直感的にフレーズを作る 外の環境は偶然のアイデアを生みやすく、マンネリ打破に効果的です。 3. 本やネットで積極的に調べる 使い慣れたフレーズに頼りすぎると、新しい表現は出にくくなります。他の作曲家やジャンルの情報を取り入れましょう。 具体例 YouTubeでコード進行や作曲解説をチェック 作曲関連のブログや書籍でアイデアをメモ サンプルパックやDAWプリセットで普段使わない音色を試す 情報はそのままコピーせず、自分の曲に合う形でアレンジすると価値が高まります。 4. 制作...

音楽を長く続けるために、私が大切にしている3つのこと

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  曲を作っていると、「うまくできない」「続ける意味があるのかな」と感じる瞬間が、誰にでもあると思います。私も例外ではありません。制作が止まってしまったり、思うような結果が出なかったり、SNSで他の人の活動を見て落ち込むこともあります。 それでも、音楽をやめなかったのは、「音を作る時間」そのものが、私にとってかけがえのないものだからです。 今日は、そんな私が音楽を長く続けるうえで大切にしている 3つのこと をお話しします。 1. リラックスした状態で作る リラックスした状態で作った曲の方が、なぜか周りの反応も良いことが多いです。あんまり気合を入れすぎず、心の向きに沿って音を重ねていく方が、自分には合っているように感じます。 「できたらグッド。できなくてもいい。」そんな気持ちを保つことが、実はとても大事です。たとえば、私の曲「Hoshikage -星影-」では、「自分自身を癒す曲を書きたいな」と思って作り始めたとき、ふと「星」をテーマにしようと決めた瞬間、音色選びがすっと決まりました。テーマが見えた途端、迷っていた要素が自然と整理されていったのです。 作曲は、気合よりも“心の状態”で結果が変わる不思議な作業です。クリエイティブな流れは強制されるものではなく、ふとした気づきの中で生まれることが多いのです。だからこそ、肩の力を抜いて、音に身を委ねることを大切にしています。 実践ポイント: 週に1回、自宅ではない場所(カフェ・公園など)で作業してみる 制作前に「5分間だけ深呼吸」して頭をクリアにする 作業時間を「1時間以内」に制限して、だらだらせずに打ち込む 2. 音楽以外の「好き」を見つける 実際に作業するのはデスクの上ですが、それだけでは曲作りはなかなかうまくいきません。長く続けていると、机に向かっている時間よりも、「音楽から離れている時間」のほうが大切に思える瞬間が増えてきました。 読書や散歩、旅に出ること。あるいは、いつもと違う場所でコーヒーを飲むこと。そんな普段とは少し違うアクションから、思わぬインスピレーションをもらえることがあります。私の場合は、コーヒーを淹れる時間がとても穏やかで好きです。豆を挽く音や、お湯を注ぐときの香りの変化を感じていると、頭の中が少しずつリセットされていく。その感覚が、気づけば音作りのリズムにもつながってい...

季節とともに音を紡ぐ

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こんにちは、poco moonです。今日のテーマは「季節とともに音を紡ぐ」です。季節から感じるインスピレーションは、私の楽曲制作においてとても大切な要素になっています。自然の変化を五感で受け取り、それを音に変換していく喜び。今日は、春・夏・秋・冬とそれぞれの季節が与えてくれる音のヒントを振り返りながら、制作する上での実践的な視点も加えてお届けします。 春 ─ 柔らかく、芽吹くような音を 春になると、空気の中にほんのりとした温かさが戻り、草木の色も少しずつ明るくなります。私の中では、和楽器の音色がこの季節にとても似合うと感じています。特に琴の明るく澄んだ音色は、春の日差しのように軽やかで、心をすっと開いてくれるような感覚があります。 制作として考えると、メロディには長調を使うことが多く、軽やかなストリングスやベル系の音を重ねると、優しい春の風景が自然と浮かび上がってきます。 実践ポイント: 和楽器(琴・尺八・三味線)の音源をDAWに読み込み、長調中心でストリングスと組ませてみる。 鳥のさえずりや草の芽吹きの音をフィールドレコーディングして、パッドやシンセのアンビエンスに変化を加える。 曲構成を「静→少しずつ広がる」にすることで、春の“芽生え”をストーリーとして表現する。 春は「始まり」の季節。音も、まだ軽さと透明感を帯びています。制作前に短時間「窓を開けて外の空気を吸う」だけでも、曲に晴れやかな息吹を与えることができます。 夏 ─ 生命の息づかいをリズムで描く 夏は、エネルギーに満ちた季節です。木々の緑が濃くなり、川や海の音も力強く響きます。この季節の音楽には、ビートを少し強めにすることが多いです。自然の中で聴こえるリズム、波の周期、蝉の鳴き声、風が木々を揺らす音、それらを音楽的なパターンとして心に刻んでおくと、ドラムやパーカッションのフレーズに反映されていきます。 制作としては、ややアップテンポに設定し、スネアやハイハットの配置を音数多め・鮮明な定位で設計します。音色選びでも、アナログ系シンセや生ドラムループを使うことで「生命感のある揺らぎ」を作り出せます。 実践ポイント: 近所の川辺や海岸でスマホ録音:波の音・風の音・蝉の声など → リズム素材として活用。 ベースラインに「16分+休符」などの変化を付けて、“生きている感”を演出。...

フィールドレコーディングの魅力 ― 風や波が教えてくれる“音の時間”

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こんにちは、poco moonです。今日のテーマは「フィールドレコーディングの魅力」。私の楽曲の中には、波のさざめきや鳥のさえずり、風が木々を抜ける音など、“環境音”がそっと混ざっています。アンビエントやエレクトロニカを制作する中で、こうした音は「メロディやリズム」と同じくらい大切な要素になっています。 制作スタジオの静けさでは捉えきれない「場の空気」や「時間の経過」――私はそれらを音楽へ閉じ込めたいと思っています。旅先でマイクを向けたとき、録音機のLEDが光るたびに、耳の奥で何かが目を覚ます感覚があります。 今日は、私がフィールドレコーディングを通じて感じてきたことと、実践のヒントをお届けします。 どんな音を録るのが好きか 旅先では、ぐっと耳を澄ませたくなる瞬間があります。岩に波が当たる音、風が森を抜ける音、川が穏やかに流れる音──。そんな“風景の中の音”を見つけたとき、録音機をそっと取り出します。 海辺でマイクを構えたとき、砂上を歩く足音や遠くのカモメの鳴き声まで聴こえてくることがあります。そのたびに“この音がどう曲に化けるか?”という想像がふくらみます。 録音という行為は、ただ音を記録することではなく、「その場所の時間と空気を切り取る」旅のようなものです。 実践ポイント: 自宅から30分以内の自然スポットを1つ見つけ、スマホや録音機を持って出かける。 音が穏やかな朝や夕暮れに録音を試す。人の声や雑音が少ない環境は“クリアな空気感”を得やすい。 録った音をタイトル/日付付きでフォルダ管理する。「どこで何を録ったか」が作品制作時のアイデア源になる。 フィールドレコーディングの工夫 録音には、私は ZOOM H4n と H1n の2種類を使っています。以前はH4nでしっかり録ることが多かったですが、最近は一眼レフで写真も撮るため「機材を軽くしたい」という思いからH1nを使うことが増えました。 いちばん難しいのは「人の声が入らない環境を見つける」ことです。人通りの少ない時間帯や場所を探し、静けさが訪れた瞬間を待ってマイクをセットします。5〜10分ほど録っても、風の向きが変わったり、車の音が入ったりして理想の音にならないことも多々あります。それでも、うまくいった録音には「その場所の空気」がまるごと写っているようで嬉しくなります。 実践ポイント: ...

曲の構成を考えるときに意識していること ― 音の物語を紡ぐ

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こんにちは、poco moonです。 今日のテーマは「曲の構成を考えるときに意識していること」です。 私は曲を作るとき、最初の段階では全体の構成まで深く考えません。まずはピアノやシンセでメロディやモチーフ、コード進行をスケッチのように描き、音の断片を集めていきます。そこから少しずつ、「この曲はどんな風景を描きたいのか」「どんな流れで聴かせたいのか」が見えてきます。 構成を考え始めるのは、その“音のかけら”が形になり、曲の全体像が頭の中で少しずつ立ち上がったタイミングです。イントロからアウトロまでの組み立て方で、曲の印象は大きく変わります。メロディや音色の選び方と同じくらい、構成は音楽の“ストーリーテリング”に深く関わる大切な要素だと思っています。 イントロはシンプルに、でも印象的に イントロはその曲の“第一印象”です。ここで聴く人の興味を引けるかどうかで、最後まで聴いてもらえるかが決まることもあります。私はできるだけ長くならないように意識しています。ピアノのコードだけで始めたり、4つ打ちのハイハットやバスドラのリズムだけで空気感を作ることもあります。 大切なのは、最初の数秒で「おっ」と思ってもらえること。派手さではなく、“これから何かが始まりそう”という期待感を作ることです。音を詰め込みすぎず、空白を活かしたイントロにすることで、聴き手の想像力を引き出せます。 実践ポイント イントロは30秒以内を目安に短くまとめる 最初の和音やリズムで曲の雰囲気を象徴させる 空白を残すことで、次に入るメロディがより引き立つ 足すだけでなく“引く”構成の魅力 多くの曲では展開に合わせて楽器やハーモニーを重ねます。私もその方法はよく使いますが、最近は“引く構成”にも魅力を感じています。 例えば、1回目の展開が終わったタイミングでベースを抜いてみると、音の厚みが一瞬消え、メロディが浮かび上がって聴こえます。その後で再びベースやパッドを加えると、同じ構成でも新鮮な印象が生まれます。 音を足すのは簡単ですが、引くことには勇気がいります。しかし、その“間”にこそ音楽の深みや余白が生まれるのです。特にアンビエントやエレクトロニカでは、静と動のバランスを意識することが、曲の魅力を左右します。 実践ポイント 展開の途中であえて一部の楽器を抜く ...

曲ができないときに考えていること ― 焦らず音と向き合う

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こんにちは、poco moonです。 今日のテーマは「曲ができないときに考えていること」です。 作曲を続けていると、曲がスムーズに生まれるときもあれば、なかなか形にならないときもあります。これは音楽に限らず、絵を描く人や文章を書く人、何かを創作するすべての人に共通することかもしれません。 「作れない」時期には、決して才能が失われたわけではなく、ただインプットが不足していることが多いと私は感じています。 休むことも大切な制作の一部 作曲を続けていく中で、私は「休むことの重要性」を実感しました。机に向かってひたすら音を重ねるだけでは、感覚が徐々に鈍ってしまいます。 そんなときはあえて音楽から離れることが大切です。犬と散歩をしたり、家族とゆっくり話したり、本を読んだり映画を観たり、旅に出ることもあります。 こうした時間の中で、ふとした瞬間に「音」が戻ってくることがあります。五感で受け取ったものが、知らないうちに心の中で音楽として結晶していくのです。 実践ポイント 作曲がうまくいかないときは一日数時間だけでも完全に休む 五感を使った体験を意識的に取り入れる 焦らず、心に余白を作ることで新しいアイデアが生まれやすくなる インプットを別の形でアウトプットする インプットしたことをただ心に留めておくのではなく、何か形にして外に出すこともクリエイティブな循環のひとつです。 私の場合、ブログを書くこと自体がアウトプットとなり、音楽に向かう感覚を整理する助けになっています。また、旅先で環境音をハンディレコーダーで収録するのも好きです。波の音、風の音、鳥の声などを録音していると、自然のリズムや音の重なりを感じ、自分の音楽の種が少しずつ育っていることを実感します。 実践ポイント 日々の経験や出会いを短いメモや文章で記録する 環境音や日常の音を録音して後で音楽制作に活かす インプットをアウトプットに変換する習慣を作る 焦りを感じたときに思い出すこと SNSでは他のミュージシャンが毎日のように新曲を発信しています。その流れに焦って「自分も何か出さなきゃ」と思うこともあります。しかし、そんなときこそ立ち止まって、「自分の音楽を誰に届けたいのか」を考えます。 私の場合、一番に思い浮かぶのは身近な人たちです。家族や応援し...